死について

数日前は古代ギリシャ哲学のペーパー書いていたよ〜。ギリシャ哲学は、現代の哲学と比べるとすっごくシンプルで簡単に思う・・・もちろん、突き詰めれば難解なところも多いだろうけど。現代哲学ってほーーーんと複雑だよね・・。古代哲学は、ちょっとカワイイ。話し方とか変だし。ペーパーは、ソクラテスエピクロスの、死についての見解の違いと、それについての私の意見を書いた。先生がエピクロスとエピクテタスをごっちゃにしてたので私もごっちゃになってしまって迷惑。

ソクラテスの“弁明”の最後の方

  • 死んだらどうなるか、2つの可能性
    • 意識が全て無くなって夢の無い睡眠をとっているような状態になる
    • 今まで死んだ全ての人がいるあの世(Hades)に行く

深い眠りは心地よいし、あの世でいろんな人に会ったら楽しいから死ぬのは良いことに違いない

・・・ソクラテス、つっこみどころ多すぎだよね。楽天家というか。他の本では、ソクラテスはかなり鋭く疑い深いのに、いざ自分が死ぬとなるとあんまり疑い深くないね。

エピクロスの考え

  • 死は無である
    • エピクロスは完全唯物論者。神々さえもがアトムでつくられてると思ったんだよね
    • 良い・悪い の区別は、うちらの感覚が決めているだけだ、と言った。(永久不変のgoodやbadの存在を信じたプラトンと全然違う。)
    • 体の機能が停止すれば、意識も無くなる。魂とかは存在しない
    • うちらが生きているうちは死はまだ無いし、死がある時には生も意識も何もない

つまり、うちら生きている人間にとっては、死は存在するものではないから、恐れる必要が無い、ってことかな?? それとも、死んだ後はどうせ何も感じないんだから恐れる必要は無い、って言ってるのかな? 両方かな??

課題には、ソクラテスエピクロスも両方、死は恐れるべきことでは無いと言っている、って書いてあったんだけど、私はそうじゃないんじゃないかなと思った。ソクラテスは、死はもしかしたら生きているよりも良いことかもしれない、って言っているけど、それはソクラテス自身がが良い人間だからどこに行っても(あの世に行っても)悪いことが起こるわけがない、って言ってるだけっぽい。だから、悪い人間には悪いことも起きるってことじゃん? でもね、ソクラテスは、死んだらどうなるかなんてわからないんだからわからないことを恐れるのは間違っている、って言ったのかもしんない。そうだったらヤバイ、そんなこと私全然ふれなかったよ・・・。