来週提出の論文の課題が今日出ました。超心配・・・ 本読むのなんかずっとさぼってたから全然わかってない。ジョン スチュワート ミル の功利主義奴隷制度を批判できるのか、それとも奴隷制度を推奨しているのか、を書けばいいんだけど、どうなのさ。奴隷制度、いいのかな? あーーわかんない。ミルはもちろん大きな声で奴隷制度を推奨してはいないと思うけど、否定はできない立場なのかもしれない。死刑制度は推奨してるから奴隷もいいのかな・・ わからない・・ こまったな・・

ところでうちの先生は奴隷制度はあきらかにWrongだと思っている。理由なんかいらない、って。そうなのかぁ。決め付けちゃってもいいのか・・・哲学なのに。哲学にもいろんなレベルがあるんだなあ。プラトンとか大昔の哲学を真剣に勉強していたら奴隷制度は正しいことか、正しくないことか、っていうのを真剣に考える必要があると思うけど、現代のことを考える上では奴隷なんて言語両断、って決め付けてよいらしい・・

それにしてもミルは、動物をけなしているね。人間は動物よりも賢くて尊い、とか言ってる。常識っぽい考え方だけど、動物の権利について学んだ後だから、ミルは動物を見下してる〜、と思っちゃう。ミルとしては別に動物を虐待したいわけでは無くて、人間は素晴らしい存在だ、ってことを主張するために人間と動物と比較しているだけなんだろうけど。満足な豚よりも不満足なソクラテスのほうがいい、っていう文が有名らしい。哲学者らしい言い分だね。プラトンもまったく同じ事を言っていたなー。無知でハッピーな人よりも物知りで賢くてしかし落ち込んでいる人のほうが良いのね? 無知で幸せのほうがいいなあ、私は。たぶん。でも賢くて不幸せな人は他の人から尊敬されるから結局は幸せってことになるんだろうか。ミルを語る上では幸せとは何か、をはっきりさせないといけないから困難。幸せっていったい。